今snsでは子供の資産運用について話題になっています。学資保険がいいとか、ジュニアNISAがいいとか様々ですが、我が家の子供の資産運用について紹介していきたいと思います。
私の子供は息子4歳と娘1歳になります。二人とも資産はジュニアNISAで運用しております。
では、なぜ我が家では学資保険や貯金、という選択肢もありながらジュニアNISAで子供の資産運用をしているかというと下記の理由になります。
・一番お金のかかる大学の学費まで長期で資産を運用したいから
・なるべく税金を取られないように非課税枠を最大限利用したいから
・貯蓄では長期で見てインフレの影響を受け相対的にお金の価値が減ってしまうから
理由を掘り下げていきたいと思います。
まず一つ目の理由としましては一番費用の掛かる大学の学費に備えて運用していきたいからです。
理系の大学で下宿した場合は、はおおよそ800万円の学費が必要になると言われています。
うちの子が理系を選択するとは限りませんが、金銭的なことを理由に子供の選択肢を狭めたくはありませんよね。
そこで大きなリターンが得られる可能性のあるジュニアNISAでの運用を選びました。
元本割れの可能性はありますが、長期で運用することで複利の効果を得られることと、今までの歴史から15年以上投資すればほぼほぼ元本割れすることはないとなっています。もちろん将来の利益を保証するものではありませんが、、、
4歳の息子の場合3年ほどジュニアNISAで資産運用をしています。
投資実績としてはお年玉や出産祝い、子供手当などの元本を80万円ほど運用し、現在120万円ほどになっています。商品はS&P500のみを購入し、今も愚直に運用を行っています。
4歳の息子の場合でも15年近くは運用できるので過去の歴史から考えると、元本割れのリスクはかなり少なくなると思われます。
また学費も一気に数百万かかるわけではないので、その時に株式市場の暴落が来ても1~2年は貯金で対応するなど対策はあります。最悪、奨学金を借りて後から返済してもいいわけです。
二つ目の理由としては、税金をなるべく取られたくないからです。ジュニアNISAとは毎年80万円を上限に運用できる口座になります。
そもそもNISAとは非課税口座のことです。通常、株や投資信託に投資をし、それらを売却した場合、利益や配当金から約20%税金がかかります。
例えば10000円で買った株が12000円になったとしましょう。その株を売却すると2000円の利益となりますが、その2000円の利益に約20パーセントの税金がかかってきます。よって実際の手残りは2000円から20%の税金が引かれた1600円ほどになります。
しかしNISA口座で運用することで利益が出ても非課税、つまり税金はかかってこないのです。
毎年運用できる額は限られてしまいますが、例に挙げたような利益に税金がかからないので丸々2000円を手にすることができます。ジュニアNISAの場合は年間の非課税枠は80万円となっています。特定口座で運用するとこのようにはいかないわけです。
3つ目は、インフレ対策です。インフレとはものの値段が上がり続けることで、日本の政策では毎年2%のインフレ率を目標にしています。
あくまで目標なので毎年インフレが起こるわけではありませんが、昔に比べるとものの価値がどんどん上がっていると感じませんか?とくに最近は戦争やコロナの影響もありかなりの物価高となっています。
わかりやすい例で言うと、最近まで10円で買えていたうまい棒が、12円に値上げされましたね。kぽのようにものの値段は上がり続けており、銀行に資産を預けているだけでは、資産は増えません。10円預けていて、いざうまい棒を買おうと思い10円を引き出し買いに行っても、もはや買うことができません。そのように銀行預金だけでは相対的に資産は減っていってしまうのです。
それに比べて株式は預金に比べるとインフレに強い資産と言われています。インフレの影響で一時的には株価は下がるかもしれませんが、インフレで会社の利益が増えれば、それだけ会社も成長していくからです。
例えば今は大学の学費が年間100万円必要でも将来的には120万円必要になる場合もあります。インフレに備えることも非常に大切です。
実際に学費に関してはかなりインフレの影響を受けやすく、私立の大学は毎年2~3%は学費が上がっているようです。
毎年それだけ学費が上がると10年後には1.3倍、20年後のには1.5倍になる計算です。
預貯金だけでそれに対応しようと思うとかなりしんどいですよね。
仮に今年からジュニアNISAを始めたとして、満額投資したとしましょう。投資元本160万円を15年間運用利回り5%で運用するとします。すると15年後には330万円ほどとなります。7%の場合ですと450万円ほどとなります。
これだけでは800万円には足りませんが、月々1万円の積み立てを追加すると利回り5%で600万円、7%で770万円となります。
月々1万円の積み立てなら子供手当を回せば事足ります。積み立てについてはNISA枠とは別になりますので積み立て分で出た利益は税金が2割ほどかかってきます。
15年でこれだけとなりますので、学費にしてはかなり助かる額にはなってくると思います。
1で挙げた理系の大学+下宿で800万円必要としました。それが文系になったり、自宅から通学するだけでもかなり費用は下がります。
一つの目安として800万円としましたがそれはあくまで現状での最大の数字となります。
ジュニアNISAで学費を運用することでそこにかなり近い額までいけることは確かです。
そんなジュニアNISAでも唯一デメリットがあります。
デメリットとしては原則として18歳まではお金を口座から出すことができません。
もし急にお金が必要になっても今までは引き出すことが原則できなかったのです。
しかし!ジュニアNISAは2023年に廃止することが決まっているので今から運用しても2024年には払い出しすることができるのです!これでジュニアニーサのデメリットは無くなったといっていいでしょう。
ジュニアNISAに限らず、資産運用は長期で運用することで損することを限りなく少なくすることができます。
ジュニアNISA枠を満額使えなくても今ある余剰資金だけでも運用することで将来の学費の手助けとなります。
あと2年で終わってしまう制度ですが、終わってしまう制度だからこそデメリットもなくなりました。
現在、子供が小さく15年以上運用できる場合はジュニアNISAはかなりお勧めだと思います。
他にも積み立てNISAを使ったりしっかりと税制優遇を受けながら、長期で資産運用することをお勧めします。
まだ子供の小さいうちはお金もためやすいので今年からでもスタートしてみてはいかがでしょうか。
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