iDeCoを活用し4年前から毎月2万3000円を積み立て、運用しております。私の現在の運用額やどれくらい資産が増えたのか、iDeCoのメリットデメリットをお伝えできればと思います。
結論から言うと現状損はしていません。損どころか大きく資産を増やせているのが現状です。2022年3月現在で掛け金は105800円で評価額は1350353円になっています。30万ほど増えています。しかし、含み益は所詮机上の空論。利益を確定しなければ幻です。下記、私の運用実績になります。ご参考までに。


そもそもiDeCoとは「個人型確定拠出年金」のことで個人での老後の資金を作る年金制度のことになります。
老後2000万円問題にあるように現状の年金制度だけでは老後資金は足りない状況で個人で貯蓄なり、資産運用し老後資金を作っていかなければなりません。
厚生年金は平均で男性ですと月々16万円ほど、女性ですと10万円ほどとなっています。
将来的にはもっと少なくなるでしょうし、厚生年金だけにはと寄っていられない状況です。
そこで自分で年金を作ってしまおうということでiDeCoを活用していきたいと思います。
メリットとしては税制の優遇にあります。
1.掛け金が全額所得控除になります。
例えば毎月、1万円をiDeCoで積み立てる場合、年間12万円となります。
その12万円が所得控除となり所得税10%、住民税10%とすると年間2.4万円の税金が少なくなります。
30歳から60歳までの貯蓄だけでは控除は受けられませんが、iDeCoで運用することで大きな節税メリットがあります。
仮に年収400万円の30歳、会社員が毎月積み立て上限額の23000円を60歳までの30年間積み立てた場合、年間41400円、30年間では1242000円もの額を節税することができます。
2.運用益が非課税
通常は運用した商品に利益が出た場合は約20%の税金がかかります。
例えば1万円の商品が1万2千円になると、利益は2千円になります。
その利益に対して20%、400円の税金がかかり、手残りは1万1600円となるわけです。
しかしiDeCoで運用することで運用益も非課税になり、本来引かれていた分の利益もさらに運用に充てることができます。
より有利に運用することができます。
3.給与天引きにすることができ、使う前に運用に回せる。
iDeCoを始める段階で、自分で掛け金を納めるか、給与天引きで納めるか選択できます。
私は職場の都合もあり、自身で納めていますが、自分で納めるのに自身が無かったり、貯蓄が苦手な方は給与天引きで納めることをお勧めします。
もちろん職場の許可は必要ですが、機械的に天引きされることで積み立てもしやすくなります。
以上がメリットになります。
そんないいとこずくめのイデコでももちろんデメリットがあります。
1.購入する商品によっては元本割れのリスクがある。
2.長期にわたって資金が拘束される。
原則、60歳になるまで払い出しができないため、いざ資金が必要になった時にiDeCoで運用している資金は使えません。
そんな時のためにある程度は貯金をしておく必要があります。
私は生活費の6か月分を貯金の目安としています。
それ以上は投資に回しているのが現状です。そしてiDeCoは投資になるので元本割れのリスクも当然あります。
どうしてもリスクをとりたくないという方には、元本保証の預金型の商品もありますが、あまりお勧めはできません。
なぜなら資金が長期間拘束されるうえに、インフレのリスクに対応できないからです。
日々、物価は上がっており、昨日100円で買えたものが、今日は103円になっているということは実際にあります。
特に不安定な情勢の中でインフレは加速しています。
元本保証だからと言っても、お金の価値がインフレ下で目減りしていきますので、数字上は資産は減りませんが、相対的には減っているのです。
また元本保証型ですと複利の効果を受けられないからです。
長期で運用することの最大の利点は複利運用です。
複利にまた複利がつくことで利益は雪だるま式に増えていきます。
複利を最大限生かすためにも株式に連動したファンドの購入をお勧めします。
iDeCoは購入する商品も厳選されており、間違った商品を選び大損するということはほとんどありません、
しかし、選ぶ商品によってリターンがかなり違ってきます。
私の場合は全米株式に連動するファンドを10割購入しており、先の画像でも紹介したような運用成果を現状出すことができています。
今後もこのような運用成果が上げられるとは限りませんが、私は今後も資本主義社会は成長していくと信じています。
しかし、始めたばかりですとリスクの取り方もわからないと思いますので、まずはリスクの少ない元本保証型を一部組み込んでみるのも一案かと思います。
まずは運用してみて、暴落した時など資産がこのくらい減っても耐えられるなといった自分自身のリスクの許容範囲を知っておくことも大切です。
私はiDeCoを4年前から始めているのでコロナショックを乗り越えております。
機械的に積み立てていくiDeCoは投資初心者の方でも最適だと思います。まずは少額から始めてみてはいかがでしょうか。
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