私の勤めるデイサービスでは8:2の割合で女性が多く、手芸などの趣味活動の時間を多くとっています。特に最近人気の活動が新聞ちぎり絵になります。
コロナが流行する前は外部から講師を招き、陶芸や、生花、編み物教室を開催したり、近所の喫茶店に散歩がてら出かけたり、お花見や初詣、お買い物ツアーと行った施設外へも頻繁に出かけておりました。
しかしコロナ流行後は感染予防のため、なるべくスタッフ以外の方との接触を避けるため、上記にあるような活動が出来なくなってしまいました。その上、活動のたびに消毒、消毒と本当に大変な業務が増えております。
そんなコロナ禍の中でも利用者様に楽しんでいただけるサービスを提供するのが我々、デイサービス職員の役目でもあります。
新聞ちぎり絵は中日新聞の広告欄に記載されており、試作品もそちらを参考にいたしました。下記参考にした中日新聞広告になります。とても新聞をちぎって作ったとは思えない出来栄えで、グラデーションも見事です。

次は私が利用者様の見本になるように作ったうさぎの千切り絵になります。

これでもかなり頑張った方だと思うんですがどうでしょうか。顔周辺は新聞がうまく千切れずハサミで切りましたが妙な違和感がありますね。遠くから薄目で見るとかなりの出来栄えです。
他にも梅、ブドウ、ヒツジを作ってみました。

上記のものを見本に利用者様には作成して頂きました。
材料:新聞、台紙となる紙(今回はA4コピー紙を使用)
用具:ハサミ、鉛筆、消しゴム、糊
工程としては
1.大まかに色がついているところを適当に切りとってもらう。

2.切り取った新聞紙を大体の色で分けてもらう。赤系、黄系、青系など。下の写真のように箱に分けておくと後から使いやすく便利です。

今回はぶどうを作りましたので青系を主に使いました。
3.職員のが書いた下絵を基に糊付けしていく。こんな感じですね。黒や濃い青を貼ると巨峰のように、薄い緑だとマスカットのようになります。

出来上がりはこちらになります↓

いい出来栄えですね。葡萄だけですと大体1時間かからないくらいで作ることができました。なかなか根気のいる作業で集中しすぎて、肩や目が疲れてしまうので、途中で肩、首周りの体操を行ってもいいですね。
私も作品作りを行いました。かなりやり込み要素があり、片麻痺や手の震えがある方も新聞をちぎったり、色分けしたりと作品作りに参加することができます。またブドウが簡単にできてしまう場合はもっと難しい図案を用意するといいと思います。まずは初級のブドウからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回は行ってみて
いい点としては
・集中して作品に取り組むことができる。
・役割が分担でき、様々な疾患を持った方でも何らかの形で作品作りに参加することができる。
・お金がかからず、準備も簡単。
・完成した時の達成感はかなりのもの
悪い点としては
・意外に配色のセンスが必要
・根気のいる作業のため合わない方には苦痛になってしまう。
・時間がかかる。
他にもいろいろなレクリエーションや趣味活動を行っていますので、ブログで紹介できたらと思います。皆様のデイ運営の一助になれれば幸いです。
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